制度別ガイド

事業再構築補助金とは?終了後の後継と事業計画の書き方

事業再構築補助金とは何か、新規応募は第13回で終了した点、後継の新事業進出補助金・新事業進出ものづくり商業サービス補助金、新市場進出の事業計画で問われる論点を整理。

最終更新 2026年7月20日

まず押さえること

  1. 事業再構築補助金の新規応募は第13回で終了(公式サイト案内)
  2. 後継として新事業進出補助金などが実施されてきた
  3. 2026年には「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」も公募開始
  4. 計画の核は「既存事業と何が違う新市場・新価値か」
  5. 賃上げ・付加価値の達成要件が重い場合がある(返還リスク含む)

制度の要件・補助額・締切は公募回ごとに変わります。申請前に必ず公式の公募要領をご確認ください。

事業再構築補助金とは(と、今の状態)

事業再構築補助金とは、コロナ禍等を背景に中小企業等の思い切った事業転換・新分野展開等を支援してきた大型の補助金です(公式: jigyou-saikouchiku.go.jp)。「事業再構築補助金とは何か」を調べる方の多くは、申請可否と後継制度を同時に確認しています。公式サイトの案内では、新規の応募申請受付は第13回公募で終了と明記されています(第13回の電子申請受付終了も公式イベントとして告知済み)。

すでに採択・交付を受けた事業者向けには、交付申請、実績報告、事業化状況報告、財産処分などの手続き案内が続いています。新規に「再構築」を狙う場合は、後継・関連制度の公募状況を中小企業庁・中小機構の最新案内で確認してください。

後継・関連制度の見取り図(2026年調査時点)

事業再構築の後継として位置づけられてきたのが、中小企業新事業進出補助金(新市場・高付加価値事業への進出支援)です。公式サイトでは第4回公募の受付終了や、その後の新規受付を別制度へ誘導する案内が出ています。

さらに2026年には、独立行政法人中小企業基盤整備機構が「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」の特設サイトを開設し、第1回公募を開始しています。公式説明では、革新的な新製品・新サービス開発、既存事業と異なる新市場・高付加価値事業への進出、海外市場開拓(輸出)に向けた国内体制強化を対象とし、旧来の「中小企業新事業進出補助金」「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」とは異なる補助金である旨が注記されています。

枠の例(公式サイト掲載の概要): 革新的新製品・サービス枠、新事業進出枠、グローバル枠。補助上限・補助率・下限額は従業員規模や賃上げ特例で異なり、例えば新事業進出枠は補助下限750万円、上限は従業員規模により最大7,000万円(賃上げ特例で最大9,000万円)などと示されています。数値は回ごとに変わるため、必ず当該回の公募要領PDFを確認してください。

事業計画で一本化すべきストーリー

再構築・新事業進出系で弱い計画の典型は、「やりたい新事業がある」だけで、既存事業の限界と進出先市場の必然性がつながっていないケースです。公式の新事業進出枠の説明では、新たに製造・提供する製品等が自社にとって新規性を持ち、かつその市場が自社にとって新たな市場であること等が求められ、過去に扱っていた製品の再開や、取引先主導の取組は対象外になり得るとされています。

書くべき鎖は次のとおりです。①既存事業の収益構造と限界 ②顧客・市場の変化 ③進出する新市場・新製品の定義(誰のどんなニーズか) ④自社の強みの転用 ⑤投資内容(機械装置・建物等) ⑥売上・付加価値・賃上げの定量計画 ⑦実施体制とリスク。

達成要件・返還リスクを計画に織り込む

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の公式サイトでは、補助事業終了後3〜5年の事業計画において、付加価値の年平均成長率+4.0%以上、1人あたり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上、などを満たす必要があり、未達時は補助金の一部または全額返還義務が生じ得る旨が強調されています。

事業計画の数値は「採択用の盛り」ではなく、達成可能な前提(受注見通し、単価、人員、設備稼働)で組み立て、感度分析(下振れ時)にも触れると信頼性が上がります。

よくある質問

今から事業再構築補助金に新規申請できますか?
公式案内では新規応募は第13回で終了しています。後継・関連の公募(新事業進出系など)の最新状況を中小企業庁・中小機構のサイトで確認してください。
ものづくり補助金と同じですか?
別制度です。2026年開始の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」も、従来のものづくり補助金・新事業進出補助金とは異なる旨が公式に注記されています。

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事業計画の泉を使うと何ができるか

公募要領と電子申請の入力項目が「正」です。事業計画の泉は、その前段で自社の事実を集め、審査で問われやすい論点の抜け漏れを減らし、提出用の下書きを短時間で整えるためのツールです。採択の保証や、公式様式の代替にはなりません。

  • 会社HP等の情報収集と決算書OCRで、現状の数字・沿革・事業内容のたたき台を作る
  • AIヒアリングで、課題・強み・取組・効果指標など計画に必要な材料を引き出す
  • 補助金の申請文書や事業計画のセクションを下書きし、文字数や体裁を整える
  • PDF / Word / PowerPoint で出力し、社内共有や支援機関とのすり合わせに使う
  • スライド上で追記・修正し、提出前の推敲を同じ画面で続ける

事業再構築・新事業進出で特に使えること

新事業進出・再構築系では、「既存事業の限界」と「進出色・新市場の定義」を矛盾なく書くことが最難所です。制度・枠を公式要領で決めたうえで、差分の言語化と数値計画の下書きに使えます。

  • 既存事業と新事業の対比(何が新規の市場・製品か)の整理
  • 課題・取組・投資・効果・体制を一本につなぐストーリー案
  • 売上・付加価値・人件費の見通しを表形式で検討する材料づくり
  • 社内・支援機関とのすり合わせ用資料の出力

最終的な申請内容・数値・添付の正確性は、申請者ご自身と支援機関でご確認ください。制度の要件・締切は当該公募の公式要領が正本です。

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