基礎知識
事業計画書の項目・構成一覧|何を書くべきか
事業計画書の項目と構成。会社概要から将来見通しまで、何を書くべきかを一覧で解説。公的標準ではなく、下書き用のチェックリストです。
最終更新 2026年7月20日
まず押さえること
- 「11セクション」は公的標準ではなく、事業計画の泉の整理枠
- 補助金・融資で様式がある場合は、その章立てが優先
- 11観点は抜け漏れチェックと下書きの粒度として使う
この11観点は何か(独自整理である理由)
事業計画書の章立てに、国や業界が定めた単一の「11セクション規格」はありません。創業向け・銀行向け・補助金様式で項目数も並びも異なります。
事業計画の泉では、融資や補助金の説明で繰り返し求められる論点を、会社概要から将来見通しまでの11観点に束ねています。あくまで下書きと抜け漏れ確認のためのプロダクト内フレームであり、提出時は提出先の様式・評価項目に合わせて組み替えてください。
読み手は一度にすべてを精読しません。見出しごとに「何の話か」が即座に分かる構成にすると、融資判断や採択審査の負荷が下がり、評価されやすくなります。
1. 会社概要
商号、所在地、設立、資本金、従業員数、代表者、事業種目など基本情報を簡潔に。沿革と重複しすぎないよう、現在地のスナップショットとして書きます。
2. 沿革
創業から現在までの節目(拠点拡大、主力商品の転換、受賞、認証取得など)を時系列で。長くなりすぎる場合は直近10年を厚くし、古い歴史は要点のみにします。
3. 事業内容
何を誰に売っているかを、商品・サービス単位で説明します。売上構成比があると、本業の重心が伝わります。
4. 強み・競争優位性
「技術」「顧客基盤」「許認可」「立地」「データ」「人材」など、模倣困難性のある強みを優先します。他社比較や導入事例があると説得力が増します。
5. 主要取引先
上位顧客や主要仕入先を示し、依存度と分散状況を明らかにします。機密に配慮しつつ、取引の安定性を伝えます。
6. 売上・利益推移
過去3期程度の売上・粗利・営業利益の推移を表またはグラフで。増減の要因(市況、失注、新製品)を一文で添えると読みやすくなります。
7. 資金繰り状況
月次の入出金イメージ、季節変動、手元流動性を説明します。融資・補助金の必要性がここでつながります。
8. 借入状況
借入先、残高、金利、返済条件の概要。追加借入の余地や返済負担を読み手が把握できるようにします。
9. 設備・担保状況
主要設備の内容と老朽化、担保提供の有無。設備投資計画がある場合は投資額と効果(生産性・品質・新規受注)をここで橋渡しします。
10. 経営課題と対策
現状のボトルネックを率直に書き、対策を具体的アクションに落とします。補助金申請では「補助事業でその課題をどう解くか」が評価の中心になります。
11. 将来見通し
今後3年程度の売上・利益計画と、達成のための施策・KPI。楽観シナリオだけでなく、前提条件と感度(下振れ時)にも触れると信頼性が上がります。
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